ジュニアNISAのクリアになっていない部分

2月27日の土曜日にお客様との面談で関東圏に行ってきました。

 

せっかくなので、ちょうどその日に早稲田大学で開催されていましたFPシンポジウムにも参加してきました。

 

写真は、早稲田大学の大隈講堂です。

おのぼりさんは、どうしても撮っちゃいます。

 

FPシンポジウムでは税理士先生による平成28年度の税制改正大綱の概要に関する講演もありました。

 

そこで、私も少し気になっていた「ジュニアNISA」の贈与に関する取り扱いについて、

「実際にどうなるの?」と疑問に感じている部分について触れられていましたので、

その報告をしたいと思います。

 

「ジュニアNISA」は政府のお墨付きとも言える制度ですので、当然、年間110万円以内であれば、文句なく贈与税がかかることなく、子どもさんやお孫さんへプレゼントができると思われていませんか?

 

実は、この部分がクリアになっていないのです。

 

特に注意なのが、おじいちゃん、おばあちゃんから、まだ2歳や3歳といった自分で判断できない小さなお孫さんへの贈与です。

 

もしかすると、贈与とは認められず借名口座と判断され贈与とは認められない「可能性」があるとのことでした。

 

あくまで「可能性」であり、実際、どう取り扱われるのかは、事が起こってみないと分からない不透明な状態のようです。

 

贈与の基本は、贈与者【あげる側・ここではおじいちゃん】と受贈者【受け取る側・ここではお孫さん】が、「あげます。もらいます」とお互いの意思表示があって成立するものです。

 

ジュニアNISAで問題となりそうなのが、おじいちゃん、おばあちゃんに相続が発生した場合です。

 

相続発生時に

・2歳や3歳のお孫さんに、そのような意思決定能力がありますか?

・NISAは運用になりますが、結局運用してたのは、おじいちゃん、おばあちゃんでしょ?

 

と指摘される恐れがあり、借名口座と認定される可能性があるということです。

 

この、お話しは実際はどうなるか分からない次元のお話しなのですが、

取り扱い方法について明確にされていないため注意は必要のようです。

 

ジュニアNISAが借名口座にならないようにするためには、

お孫さんが中学生以上くらいになって、きちんと「もらった」の意思表示ができる年齢になって贈与契約を結んだ上で利用開始するのが良いだろうとのことでした。

 

 

最近の税制改正の傾向としては

「いいじゃん!よいことならやってみよう!みんなが使ってくれるかわからないけど?」といったノリで新しい制度が作られているように感じるともお話しされていました。

 

このジュニアNISAなんかもそうなのだと思います。

「非課税」「子どもさん、お孫さんのため」というメッセージだけで飛びつていしまうと、

思わぬ落とし穴が・・・という可能性もあります。

 

 

「贈与として認められると思っていたものが、いざとなると認められなかった!」

となるかどうか、現時点では不透明なままの制度であることは、利用者としては押さえておくべきでしょう。

 

さあ、一体、どうなるのでしょう?というお話しでした。